151〜  SS  251〜
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半熟な月






201.年齢/盲点

アルバ「――そうか! TYPE−MOON最年少のロリっ娘はおまえだったという訳だな、アオザキ!」
橙子「……あー、そうかもなー」




202.年齢/不満げ

レン「…………」
アルク「まー、わたしたちはこう見えて何百年も生きてるからねー」




203.年齢/ステレオタイプ

ゼルレッチ「私などは見た目通りだがな」
臓硯「うむ。そうじゃな」
ゼルレッチ「それ以前に、本当の年寄りは『〜じゃ』とは滅多に言わんのだがな」
臓硯「……それぐらい見過ごさんかい」




204.年齢/なんとなくわかる

士郎「セイバーって、聖剣抜いてから見た目の成長が止まったんだよな」
セイバー「――はい。それから10年もの間、私は王として生きていました」
士郎「そうか……(……25超えてたら、説教くさくて当たり前だよな)」
セイバー「…………」
士郎「あの、直感だかなんだか知らないけど、無言で剣を突きつけるのやめてくれない?」




205.年齢/自覚

士郎「だって、藤ねえより年上なんだし……」
セイバー「…………ですから年齢のことは!」
士郎「わかった! わかったから横に刃を滑らすな! おまえ理容師だったら訴えられるぞ!」




206.年齢/保険

士郎「ところが一転、実年齢まっしぐらの藤ねえに焦った様子はまるで無い……それは何故か?」
藤ねえ「それは、ちょっとぐらい行き遅れても士郎が貰ってくれるからー」
士郎「いや、いらんぞ」
藤ねえ「嘘っ!? もれなくみかんも付いてくるのに!?」
士郎「余計いらん」




207.年齢/クーリングオフ

士郎「というか、藤ねえの場合は『もれなく警察にも屈しない権力が手に入る』の方が適切だろうけどな」
藤ねえ「そーそー。実を言うとそうなのよねー」
士郎「どっちにしろいらん訳だが」




208.年齢/8年以上

 月蝕にて。

青子「――久しぶりね、志貴」
志貴「はい。先生もお変わりなく。
   今年で何歳になったんですか?」

 ――沈黙。

青子「……志貴。あなたは今とても軽率なことを」
志貴「言ったと思いますので、とりあえず埋葬する為の穴を掘るのはやめませんか?」




209.特定の人種には生えません(仮)

翡翠「志貴さま、朝でございます――と、まだ目覚めておりませんよね……」
志貴「……ぅ……ん」
翡翠「あ、志貴さま、お目覚め――」
志貴「ん……あ……ひす、い?」
翡翠「ひ……ひげが……! 志貴さまに、おひげが!」
志貴「……いや、生えるだろ。ひげくらい」




210.さよなら毛根

有彦「……ぐぉぉ……すぴー」
ななこ「……むむ」
有彦「がぁぁぁ……しゅぴぴ……ぐぅ」
ななこ「……むむむむ」
有彦「……ぐぉぉぉぉ」
ななこ「……えいっ(ぶちぶちぶち)」
有彦「ぐぎゃあぁぁぁぁ!!」




211.風呂/古典的

鮮花「AzoLto――!」

 ぼぼぼぼぼぼぼぅ!

式「ッてな感じで沸かしてるんだろ?」
鮮花「違います」




212.風呂/衝撃的

凛「桜が風呂場で倒れたのは、あの娘が体重計を目の当たりにしたせいだと思ってたわ……」
士郎「すまん……俺もだ」




213.風呂/容量的

イリヤ「さーて、おふろおふろー」
バーサーカー「■■■■■■■■――!」
イリヤ「バーサーカーは来ないで」
リズ「浴槽が、割れるし」




214.風呂/破壊的

士郎「く……こ、この匂いは……!」
凛「まさか、これが宝具なの!?」
イリヤ「……なんか不本意だわ」




215.風呂/むしぶろ

桜「…………(しくしく)」

※ 笑えません



216.風呂/サバイバル

シオン「そんな贅沢――」
さつき「――してみたい……」




217.風呂/誇らしげ

レン「…………」
さつき「猫に負けた!?」
シオン「しかも牛の肉まで摂取しているなんて!」




218.風呂/やってみたかった

士郎「……アンリマユ」

 浴槽でタオルを膨らませてみました。




219.風呂/基本

 ちゃぷん……。

キャスター「……ふぅ……」
坊さん『おぉぉぅ!』
坊さん『押すな! 壁が軋むだろうが!』
坊さん『貴様だけに良い想いはさせん! 貴様だけにはぁぁぁ!』
坊さん『ぬぅ……! だから集中できんと言うのに……!』
葛木「……何をなさっているのだ」
坊さん「ぅあ、葛木殿……! そ、それはぐべらっ!?」

キャスター「……? 何か、音がしましたわね……」




220.風呂/逆

ライダー「……(じぃー)」
士郎「がっ!(ビキッ!)」

 キュベレイ発動しました。




221.銭湯/普通は見えないけど

シエル「実は、うちのお風呂壊れちゃったんですよね」
遠野「そうなんですか? それじゃ、今は銭湯かどこかに行ってるんですか」
シエル「いえ、銭湯は無理なんです。どこへ行っても刺青お断りですからねえ……」
遠野「なるほど……(……律儀な人だ)」




222.銭湯/冬木の管理人(藤村組)

藤ねえ「それじゃあ、わたしも駄目なの?」
士郎「うーん……。大丈夫、じゃないかなあ……」




223.銭湯/だから条件揃ってないと見れないって

士郎「別に刺青とか入ってないんだったら問題ないと思うけど……まさか、ある訳ないよな」
藤ねえ「あるよ? ほら」
士郎「ぶっ……! 人前で肌を露出するな! ……あ、でも本当に」
凛「あんたもじろじろ見てるんじゃないわよ! ……だけど、ほんとね。これって、もしかして……トラかしら?」
イリヤ「いいえ、違うわ。……姿かたちこそ虎を模してはいるけれど、その実体は魔術刻印よ」
士郎「……マジ?」
凛「なるほど、ね。これでわかったわ。……コレがあったから、藤村先生はタイガーと呼ばれた時に気合一閃で虎のエフェクトを発動することが出来たのよ」
士郎「うわ……。それは、なんていうか凄いトラップだな……」
藤ねえ「ふっふーん。どう?」
士郎「いや、自慢するところじゃないし」




224.銭湯/冬木の管理人(魔術師)

凛「そうと解れば、藤村先生にもショバ代を払って頂かなくてはなりませんね?」
藤ねえ「ぎくっ!」




225.プール/個人的な予想として

藤ねえ「わたし泳げなーい!」
士郎「それはなんとなくわかる」
セイバー「……わ、私も実を申しますと……」
士郎「まあ、それも理解できるが」
凛「……何よ」
士郎「おまえだけはスイマーであって欲しかったぞ、遠坂」
凛「どんな希望よそれ」




226.プール/冗談と本気の境界がわかりにくい人

言峰「――ふむ」
士郎「呼んでもねえのに来んなよ。しかもビキニじゃねえか」
言峰「失敬な。これは下着だ」
士郎「帰れ!」




227.プール/親子連れ大迷惑

アルク「あははー。見て見て志貴ー」
志貴「おいこら! おまえは全力で泳ぐな! モーゼの十戒みたいになるだろうが!」
アルク「えー」




228.プール/カップル大迷惑

アルク「わーい。ほらほら志貴、ここだよー」
志貴「言ってる側から流れるプールを逆走するんじゃない!」
アルク「えー」




229.プール/自業自得っていうか

アーチャー「…………(ぶくぶく)」
士郎「おまえが溺死してどうする」




230.プール/ビキニVS競泳水着

ランサー「はっはっはー! 此処こそオレの真骨頂だぜー!」
ライダー「不遜な」
ランサー「なに……?」
ライダー「甘いですね、と言ったのです。少しばかり潜水上手なだけで、このポセイドンと密約を交わした私の住処に挑もうとは片腹痛い」
ランサー「……言うじゃねえか。だったら見せてくれるんだろうな? 己の限界に肉薄する、その泳ぎってやつを」
ライダー「望むところです。波に乗る、故にこの身をライダー。その事実、とくと見せ付けてあげましょう」
ランサー「いいぜ……。正直、どっちが速いのかハッキリさせたかったところだ!」

 ザパァ――ン!

士郎「……みんなして、テンション高いよなー」
桜「夏……ですからね」
士郎「そっか。夏、だからなあ……」




231.海/使い回し

士郎「……アンリマユ」

 海月を見て、あながち間違いでもないと思った。

士郎「でもこれ、前にもやったな……」



232.海/使い回し2

ランサー「波に乗る、故にこの身をライダー、か。……チ、先を越されちまったみてえだな」

 波乗りライダー。




233.海/海底怪獣襲来

イリヤ「あははー! 行っちゃえー!」
バーサーカー「■■■■■■■■――!」
一般人「うわぁ! 海坊主だぁぁぁ!」
一般人「きゃぁぁぁぁ!」
士郎「帰れおまえら!」




234.海/自腹

アルク「……うらやましー」
志貴「そうか……?」

 混沌から引っこ抜いたワニに乗るネロを見て。




235.海/乾かせ塩化ナトリウム

士郎「海の家といえば焼きそばになる訳だが!」
凛「無駄にテンション高いわよね……。熱中症?」
セイバー「凛、それは言い過ぎでは……。ですがシロウ、何もこのような足場の悪いところで食べる必要は無いのでは」
士郎「いや、違うぞセイバー。……あぁ、おまえは絶望的に間違っている。海の家で、身体を砂まみれにして食べることに、焼きそばの価値はあるんだ」
凛「どんな価値観よ」
セイバー「……なるほど、わかりました。焼きそばを海の側で食べる理由――それはまさに、塩焼きそばを作るためだったのですね」
士郎「違う」




236.スイカ割り/風圧で斬る

士郎「夏で海と来ればスイカ割りだろう!」
セイバー「スイカを……割るのですか?」
士郎「ああ。割った後でちゃんと食うからそんな親の仇みたいな顔しなくてもいいぞ」
セイバー「そう――ですか。では、私が先行します」
士郎「そうか? そんなに急がなくても」

 ブォォォォ!

士郎「おぉい! 風王結界(インビジブル・エア)を解放するなぁ!」




237.スイカ割り/食えたもんじゃない

志貴「スイカの死の点を突く……つまり、味を殺すっていうことか?」
アルク「すんごい無意味よね」




238.スイカ割り/掃除→破壊

志貴「あの、琥珀さんは出来れば遠慮してもらいたいんですけど……」
琥珀「なんでですか?」
志貴「いや、遠野家ではいろんな意味で破壊を撒き散らす存在だから……」
琥珀「…………地味に酷いですね」




239.スイカ割り/遠距離射撃

志貴「言っておきますが、黒鍵は禁止ですから」
シエル「……遠野くんのけち」




240.スイカ割り/醍醐味半減

秋葉「むしろ、何で割ったとしても汚いことには変わりありませんよね」
志貴「……それを言っちゃ、おしまいだろう」




241.砂浜/嗜虐心

志貴「むきだしの砂って、なんでこんなに熱いんだろ……って、熱ッ! 熱い!」
秋葉「……(くす)」
志貴「あれ、なんか可笑しかったか?」
秋葉「あ、いえ――少しばかり、四季のことを思い出しただけです」
志貴「……俺はおまえとの間に距離を感じる」




242.砂浜/自虐心

桜「くすくす……」
士郎「いや、桜? 砂で城を作るのはいいんだが、なんで笑ってるんだ……?」
桜「……だって、世の中は砂上の楼閣じゃないですか。所詮、夢物語なんですよ……くすくす」
士郎「だから、笑いながら作った城を崩すんじゃない。怖いから」




243.砂浜/パラレルですから気にしない気にしない

士郎「……あー、あっちまで行ってイリヤの作った城を壊してるよ。……なんだろ、なんかのメタファーになってるような気がして仕方ないな……」




244.砂浜/無駄撃ちハイグレード

アルク「ねーねー志貴ー」
志貴「ん? どうしたアルクェイド――って、うわ凄いな!」
アルク「へへ、凄いでしょー。どう? リアル千年城1/10000サイズ砂礫仕様は」
志貴「いや、そりゃ凄いとしか言いようが無いけど……」
アルク「やっぱり? そうよねー、空想具現化で頑張って創ったんだし」
志貴「自分の手で作れよ」




245.砂浜/建設的な人間関係の形成に

志貴「しっかし、北海道の雪祭りだってこんなに凝ってないぞ……って、あれ?」
アルク「どうしたの?」
志貴「……なんか、鎖に繋がれて眠っている誰かさんの姿が……」
アルク「あ、それわたし」
志貴「知ってる。だからもっと別のところに力を注げと」




246.早口/言い訳とプライド

凛「あんまり関係ない話だけど、その高速神言とやらは早口言葉にも応用できるのかしら?」
キャスター「当然よ。貴方のような魔術をかじっただけの生娘には無理でしょうが……生麦生米生たまぎゃ」
凛「噛んだ」
士郎「……噛んだな」
キャスター「噛んでません! 今のは日本語だから齟齬が生じたのよ!」
凛「逆ギレされても名誉は回復しないけどねえ」
キャスター「っ……!」
士郎「……子どもかおまえら」




247.早口/出番を求めて三千世界

アルバ「……私を呼んだか。ならば貴様らに真の早口言葉というものを見せてやろう! 生麦生米」
士郎「呼んでないし。それに魔術師なら魔術で勝負しろよ」
凛「ていうか、あんた誰よ?」




248.早口/質と量の問題

士郎「……早口っていうか、みんなよくあれだけの量を一気に喋れるよな」
志貴「そうだね。アルクェイドなんか喋るの好きだからって延々喋ってたし」
幹也「橙子さんも長い台詞を詰まらないで話すしね。それで充分だと思う」
志貴「……俺たちも、心の中ではいろいろ難しいこと考えてるんだけどな」
士郎「だな」
幹也「うん」




249.自然の男

キャスター「ところで、その物干し竿とやらで斬った燕はどうしていたの?」
アサシン「あぁ。喰った」
キャスター「焼き鳥?」




250.キャス子さん家事手伝い

キャスター「しかも、この物干し竿……反っているから洗濯物が干し辛い!」
アサシン「ただの渾名であることに気付け」







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